高齢者と若者向けの包装デザイン

更新日：20200512

高齢者向けの包装配色は、優しく穏やかにするようにしましょう。たとえば、背景を少し渋めの明るい緑などにすると、全体の印象を優しくすることができます。落ち着きもでますので、高齢者向けといえます。タイトルやキャッチフレーズの色や大きさも、控えめにして穏やかさを補っていきましょう。一方で、明るい青などを使うと、若さ、爽やかさを表します。こういった色を少し入れると、重苦しさを軽減できます。リーズナブルさを売りにする食品でも、お店や土地柄によっては、落ち着いた雰囲気を出す必要があります。たとえば背景に淡い黄色が全体の癒やしイメージを決めてくれます。淡い背景色によって、他の色面とのコントラストが柔らかくなったりい、対立がなくなったりします。こうすると癒やされるイメージが表れます。鮮やかな赤の価格文字を背景を白地にしないで、類似色の明るい色にすると穏やかな表情になります。そして若者向けの包装の場合は激しい配色、力強さで表現するという方法が有効な場合もあります。動きの激しいとか、傾きの強調したレイアウトなど激しい配色で若者のエネルギー、自由さを表すことができます。黒を効かせたりすると純色とのコントラストが高くなります。これによってパワフルなイメージがとても高くなります。黒というのは内に秘めた強いパワーを表します。純色との組み合わせで対立が強まって、ギラギラした不気味なエネルギーを暗示することができます。若者向けで主な条件というと、傾きのあるタイトル文字、ハイコントラストな配色、黒と純色の赤を対比させるといったところです。傾きのあるタイトルは動きをつくってくれます。タイトル文字や絵柄を傾けたり文字の大きさの大小差といったもので若者らしさをイメージさせます。