進化する包装機械・包装の変化

更新日：20210226

日本伝統文化といえる「つつむ」ですが、これは外界からの汚れを防ぎ、内界を聖なるもの保つとして、品物の形に合わせて、キレイに包むことを大切にしてきました。上包、横ピロー包装、収縮包装、ひねる、和菓子などの包装に息づいています。西洋は、入れる文化と言われています。容器を作ってそこに品物を入れるということで、商品づくりは容器に合わせてということになります。縦ピロー包装、自立袋、真空・ガス充填包装、成型、充填、封緘包装など多くの包装があります。包装機械というのは、どのような品物でも、キレイに早く包装する機械のことをいいます。熟練した人が包装すると微調整をしながら、きれいに手早く包装します。どのような包装でもできます。次の包装が流れてきても、すぐに対応することができます。一方で、熟練度が低い人の場合には、そうはいきません。また、熟練度とは関係なく、長時間作業の疲れによる能率の低下、手に触れるための衛生性、繁忙期の人集め、閑散期への対応など多くの問題があります。包装機を導入すると、指示されたことを守って、均一に包装してくれます。疲れもありませんし、密封することで、衛生性を保つことができます。また、繁忙期や閑散期といった季節対応もできます。危険な場所や汚れる仕事でも、遠隔操作ができるんで、３Kを払拭することもできます。また、包装機は、ライン化された製品生産機の末端にあるので、前の機械に合わせた動作で包装しなくてはいけません。機械の仕様がことなるとうことで、一品一様となってしまいます。包装機は高速化と汎用化の二極化が進んでいます。高層化というのはビールやタバコなど大量生産に対応した高速の包装機です。