ラミネートフィルムのカール

更新日：20230502

ラミネートフィルムのカールには、MD方向のカールとTD方向のカールがあります。ラミネートフィルムの場合には、フィルムが丸まっている方向だけにカールがあるわけではありません。MDに丸まったフィルムを巻きほぐして、TDに丸めるとそちらの方向で丸まることがあります。従って、フィルムに十字のカットをいれると両方のカールが良く分かります。ドライラミネーションのスピードが８０メートル位あったときは、走行中のフィルムに斜め十字カットを入れて、MDカールを調整することもできました。カールは、この丸まり方の半径で示すことがあります。しかし、一般には半径の逆数である曲率で示されることが多いようです。曲率半径という言葉もありますが、これは半径と同じ意味です。パウチのカールで困るのは袋口カールと呼ばれるものです。